米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)について、スペイン大手紙が異例の特集を展開した。
八村は今季開幕からスタメンに定着し、名門のレギュラーとして高いパフォーマンスを発揮している。
そうした状況を受けて、スペイン紙「マルカ」は八村に注目。「レイカーズは先日、文化を豊かにする行為として、チームのスター選手たちが日本語を話す動画をソーシャルメディアで公開した。この取り組みは、世界中の多様なファン層と関わろうとするチームの取り組みを美しく強調している」とチームの取り組みを紹介。
それは「八村塁が『コンニチワって言えますか?』というシンプルな質問からビデオマスタークラスを始めた。発音に苦労する選手もいれば、上手に発音する選手もいた。ディアンジェロ・ラッセル、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デービス、そしてブロニー・ジェームズまでもが挑戦する準備ができていた」と八村による日本語講座が現地で話題になっている様子を伝えた。
その上で、八村のこれまでのキャリアを詳細に報道。「彼のバスケットボールの旅は日本で始まり、高校チームを3年連続で全国制覇に導いた後、米国に渡りゴンザガ大学でプレーした。2019年のNBAドラフトではワシントン・ウィザーズに全体9位で指名され、その後23年にレイカーズにトレードされた」と説明した。
そして「八村はコート上での多才さと技術だけでなく、日本でのバスケットボールの普及と国際舞台での日本代表としての献身的な活動でも知られている。現在ロサンゼルスにいる八村は、そのことを利用して南カリフォルニアの日本人コミュニティーとの交流も図ろうとしている」と代表での活躍ぶりも強調した。
八村は最近、日本バスケットボール協会や日本代表のトム・ホーバス監督を批判して騒動になっているが、代表での活躍ぶりが海外でも脚光を集めていることは確かなようだ。