演歌歌手の藤あや子が13日、都内で行われたアストラゼネカ「子宮体がんの早期治療へ向けて 見過ごされがちな不正出血、スルーしないために知るべきこと」と題したセミナーに参加した。
子宮体がんと診断され、今年5月に子宮と卵巣を全摘出した。「まさか自分ががんになるとは思ってもいなくて」という藤だが、それでも「細胞を取って一部がん化していますって言われた瞬間、悪いものは取ってしまおうと気持ちを切り替えることができました」と振り返った。
定期的に人間ドックなどの検査は受けていたという藤。不正出血があっても「何年か前に不正出血があって診ていただいた時には、何もなかったんです。今回も同じだろうと思っていた」と軽く考えていたという。ただ、出血も止まらず「夫に相談しましたら、それは絶対早く行った方がいいということで、私よりも夫の方が心配して予約を入れてくれました」と3週間ほどの大阪の仕事を終えて翌日には病院へ。夫の後押しで早期発見につながった。
早期の発見だったこともあり、「退院も早かったですし、術後、次の日から8階のお部屋だったんですけども、1階まで降りたり登ったりという、ちょっとしたトレーニングをしたり」。5月に手術し、同じ月にはステージにも復帰した。「なるべく仕事関係の方にご迷惑をおかけしないよう必死でした」と回想した。
藤は「女性の方は、特に私くらいの年齢の方は我慢強いので、我慢しちゃう方がすごく多いと思う。でも、やっぱり我慢しちゃいけないなと思いました。我慢しないで早く治療、我慢しないで早く病院に行ってほしい」と呼びかけた。