タレントの岡田結実が13日、大阪・朝日放送の情報番組「newsおかえり」に出演し、敦賀から新大阪への北陸新幹線の延伸計画について言及した。
この日、北陸新幹線延伸計画をめぐる意見交換会が東京で行われ、与党プロジェクトチームは京都市内を通る3つのルート案を京都府知事・西脇隆俊氏と大阪府担当者に提案し、ヒアリングを行った。
どのルート案でも大部分が京都の地下を新幹線が走ることになる。それを心配する西脇知事は「京都の地下水の水量・水質への影響の懸念を申し上げた」と語った。
地下水の懸念のほか、当初想定されていた約2・1兆円の建設費はだったが、最新の試算では物価高の影響もあり最大5・3兆円になるとされ、工期も15年から最大28年になるとされている。
岡田は「私、ケチなので元々言われてたお金より試算が5・3兆円になった時に(疑問を持った)。そして28年かかるじゃないですか。自分たちの子どもが、どれだけその先の未来が得られるのかと思うと…。私たちが今尽くした先に待ってられるかな。自分、ケチだから」とコメントした。
京都のさまざまな資源を今の世代が損なってしまうことを懸念した岡田は「リスクがある。10年、20年先を(考えないと)」とした。
新幹線が延伸されると、現在より約50分時間が短縮される。小島よしおは「便利が超便利になるのと(リスクを)天秤にかけた時にリスクが5年10年じゃない」と指摘した。