12月22日の「M―1グランプリ2024」決勝戦終了後に行われる「M―1打ち上げby―196」(TVer、サントリー公式X、サントリー公式ユーチューブチャンネル)の新幹事(MC)にマヂカルラブリーと渋谷凪咲が就任した。
ファイナリストが集結する毎年恒例の人気企画は2017年に始まり、昨年まで千鳥が幹事(21年はかまいたち)を務めていた。千鳥が退くことになった今年、新幹事候補としてM―1で活躍した多くのコンビがリストアップされた。
マヂラブが選ばれた理由は、M―1での敗北経験だ。「打ち上げという題名ですが、出演者10組のうち9組は敗退したコンビです。敗れたコンビの気持ちに寄り添いながら話を掘り出して尺を稼がないといけない。そのため、幹事はM―1での苦労人がふさわしいとの考えです」(テレビ局関係者)
2020年のM―1で優勝したマヂラブだが、17年には大会史に残る〝大事件〟を起こした。決勝戦6番手として登場しミュージカルを題材にした漫才を披露したが、軒並み低評価。10位の最下位に終わったばかりか、審査員の上沼恵美子から「好みじゃない」「よう決勝残ったなと思って」と酷評され、野田クリスタルが「(こっちも)本気でやってるから」と噛みつき、大騒動となった。優勝コンビでありながら、大会きっての苦労人でもあるのだ。
「これまで幹事を務めた千鳥もかまいたちも、優勝経験はありません。覇者となったマヂラブも大敗経験があります。敗れたコンビの気持ちが誰よりも分かるのです」(同)
野田と渋谷は12日、連名の直筆文書で幹事就任を発表。SNSでは「結婚発表かと思った」と話題となった。年末のお笑い界の大一番に向けて、本番外でも盛り上がりが加速している。