60年ぶりメダル獲得へ〝秘策〟あり? 2028年ロサンゼルス五輪を目指すサッカー男子日本代表を率いることになった大岩剛監督(52)が13日、都内で就任会見を行った。
パリ五輪は8強で敗退し、1968年メキシコ五輪以来となる56年ぶりのメダル獲得を逃したものの、手腕を評価されての再任。大岩監督は「メダルに向けては、サッカー界もそうだし、五輪は日本国民の皆さんが注目している。その期待を成績に反映できるような準備をしたい」と次回こその決意をにじませた。
そこで障害となるのは、選手の招集。五輪は所属クラブの許可なしには、選手を呼べない。実際、パリ五輪ではMF久保建英(レアル・ソシエダード)、GK鈴木彩艶(パルマ)らU―23世代の主力はメンバーに入らず、結果的に最大3人のオーバーエージ(OA)も使えなかった。選手集めは、目標達成の成否を決める大きな要素だ。
パリ五輪では金メダルのスペイン、開催国で銀メダルのフランスは、OAを効果的に使っていた。それだけに、会見に同席した山本昌邦ナショナルチームダイレクターは、「五輪の選手招集は非常に難しい」とする一方で、「施策はいくつか考えていて、しっかりと海外に行っている選手を呼べる方法の準備を進めている」と明かした。
ロス五輪では、久保やMF三笘薫(ブライトン)といった現A代表主力が、OAで選出されることはあるのだろうか。