タカタイチ14日の新宿大会で、「Just 4 Guys(J4G)」のタイチ(44)、TAKAみちのく(51)組が「バレットクラブ・ウォー・ドッグス(WD)」のSANADA(36)、外道(55)組との3本勝負を制した。
SANADAが11月大阪大会でJ4Gを脱退し、WDに電撃加入したことを受けて組まれた因縁の一戦。1本目はタイチが外道から聖帝十字陵で、2本目はSANADAがTAKAからSkull Endでそれぞれギブアップを奪い、勝負は3本目に突入した。
タイチはブラックメフィストとデッドフォールの切り返し合いから、SANADAのシャイニングウィザードを浴びてしまう。それでも再度のデッドフォールを阻止するとジャンピングハイキックをさく裂させ、両者一歩も引かない。終盤には敵チームにまとめてアックスボンバーを決めて外道を孤立させる。外道に天翔十字鳳を叩き込むと、最後はTAKAがみちのくドライバーⅡで3カウントを奪ってみせた。
試合後のリング上でマイクを握ったタイチは退場するSANADAを呼び止め「SANADA、いやSANAやん。ちょっと待てよ。お前、本当にそれでいいのか? アイツらと同じ道歩むのか? 本当に覚悟決めたのか? 今ならまだ取り返しつくぞ。SANAやん、お前の気持ち聞かしてみろ。それでいいのかお前?」と問いかける。
しかし右手を差し出したタイチに対しSANADAは応じるかと見せかけて中指を立てて去って行ってしまった。完全決別を受けタイチは「お前の覚悟はよく分かったよ。SANADA、来年、必ずシングルで決着だ。シングルやれよ、この野郎! 決着つけてやる。楽しみにしておけ、SANADA」と宣戦布告した。
年間最大興行の来年1月4日東京ドーム大会ではすでに全試合が決定済みだ。「来年、ドームに名前はないけど、SANADA…今年のドームでお前メイン張ってたよな。次のドーム、名前なしか。それでいいんだったらそれでいいけどよ、来年ドーム以降でどっか必ずシングルやろうぜ。もうお前は向こうに行ったんだろうし。来年新日本のリングで決着をつけてやる」。かつての盟友との決着戦の舞台は、果たして――。