女子プロレス「スターダム」のワンダー王者・なつぽい(29)が、スターライト・キッドに宣戦布告だ。
かつてハイスピード王座を争ったライバル同士の2人が年内最終興行(29日、両国国技館)でワンダー王座をかけ対戦することが決定。14日の群馬大会での前哨戦ではなつぽいが水森由菜と組み、キッド&AZMと激突した。
2人はエルボー合戦で互いの力を確かめ合うと、なつぽいがダイビングボディーアタックで先制攻撃。さらに腕十字固めで右腕に集中攻撃を浴びせていった。これで火がついたキッドにダブルニーアタックを決められたなつぽいはポイ捨てジャーマンで対抗し、両者が一歩も引かない一進一退の攻防を繰り広げた。
だが、15分過ぎ水森がつかまると一気にピンチに。最後は水森がキッドに黒虎脚殺(変型ストレッチマフラーホールド)でギブアップ負けを喫した。
試合後には両者がにらみ合い、会場には一触即発のムードが漂った。8日の浜松大会でキッドに黒虎脚殺を決められたなつぽいが、ギブアップ負けを喫し王座戦が決定した。2週連続キッドに敗れ悔し気な表情でバックステージに現れたなつぽいは「前回キッちゃん(キッド)から屈辱のギブアップをしてしまったから、警戒してるよ。キッちゃんの脚攻め」語った。
それでも必死に前を向く王者は「29日の両国当日まで1ミリも油断しないで臨むから覚悟しといてね。でも私はまだまだ出し切っていないよ。関節だけじゃないからね私たちの戦いは。楽しみにしてるよ」と不敵な笑みを浮かべた。妖精が本気モードに突入だ。