米国・AEWの「AEW COLLISION」が14日(日本時間15日)に放送され、「コンチネンタル・クラシック」ブルーリーグ公式戦でコンチネンタル王者のオカダ・カズチカ(37)が、〝怪人退治〟に成功した。
自身の持つコンチネンタル王座をかけたリーグ戦で、ブルーリーグのオカダはここまで1勝1分け1敗で勝ち点4。先週の「COLLISION」では、カイル・フレッチャーの急所蹴りに痛恨の敗戦を喫しており、星を落とせない状況だ。
リーグ4戦目の相手はメキシコ出身のザ・ビースト・モートス。メキシコAAAで活躍した後、昨年にAEW入りした。奇怪なマスクをかぶる覆面レスラーで、そのマスクは昭和の「仮面ライダー」に登場する怪人をほうふつとさせる。見かけ通り、スピードに乗ったパワーファイトが持ち味で、序盤から強烈な打撃とパワースラムでオカダを攻め立てた。
オカダは試合中に笑みを浮かべて余裕しゃくしゃく。場外でモートスの突進を鉄階段に誤爆させてから、DDTで床に叩きつけた。力任せの変型バックブリーカー連発、マスクを使ったヘッドバットで攻め込んでくるモートスを巧みにかわしながら、決定打は許さない。
変型ネックブリーカーでモートスを叩きつけると、コーナー上段からダイビングエルボードロップだ。中指式レインメーカーポーズでは大ブーイングを浴びるも、不敵な笑みで観衆をあおった。モートスのラリアートからサモアンドロップの猛攻をカウント2でしのぐと、高角度ドロップキック。最後はスピニングラリアートからレインメーカーを叩き込んで〝怪人〟から3カウントを奪った。
これで2勝1分け1敗の勝ち点7。リーグ戦最後の相手はシェルトン・ベンジャミンで、オカダはバックステージで「俺は7ポイントを獲得した。次の相手はシェルトン・ベンジャミン。レインメーカーは人々を傷つける」と英語で言い放った。
この日のブルーリーグ公式戦では、マーク・ブリスコが全勝のフレッチャーを撃破し勝ち点6に。勢いがストップしたフレッチャーは勝ち点9のままとなった。王者はリーグ戦を勝ち上がることができるか。