アンドルー王子（６４）が〝中国スパイ〟問題で王室のクリスマス行事から追放される可能性がある。英紙ミラーが１４日、報じた。
英王室のヨーク公アンドルー王子は１３日、中国政府のスパイ行為が疑われている中国人実業家（５０）との関係について、「全ての接触を中止した」と声明を出した。
チャールズ国王は弟の最新のスキャンダルに「本当に憤慨している」と言われている。
元ＢＢＣ王室担当記者で王室専門家ジェニー・ボンド氏は「公爵がクリスマスに忠実な群衆の前に姿を現すような厚かましさがあるとは想像しがたいです。王室のために、彼はサンドリンガムから離れて、世間の目に触れないところでお金を使うべきです。君主の弟は王室にとってたびたび恥辱となり、今や国家安全保障への脅威となる可能性のある事件に関与しています」と述べた。王室のクリスマス行事から追放される可能性があるだろう。
スパイ容疑者とのつながりが明らかになったのは１２日、中国人実業家が、英国内諜報部（ＭＩ５）の捜査を受けて安全保障上の理由で英国への入国を禁じられた判決に対する控訴で敗訴した後だった。裁判官は、実業家が「王室の高位メンバーから異例の信頼を得ていた」との判決を下した。
その後、不正行為を否定するこの実業家が、アンドルー王子の招待でバッキンガム宮殿に２度入城していたことが明らかになった。