ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が、WBA同級暫定王者となったムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)の〝挑発〟に反論した。
この日、井上は自身の「X」を更新し「なんでタパレスに負けたやつから逃げなきゃいけないんだ 必要性がゼロだろ、、、 戦いたいなら勝ちを『価値』キープして待っとけ!! 今はグッドマン戦に全力集中」(原文ママ)とコメントを投稿した。
アフマダリエフは14日の暫定王座決定戦で同級8位リカルド・エスピノサ(メキシコ)に3ラウンドTKO勝ち。かねて井上に向けて「俺から逃げるな!」と挑発していたアフマダリエフは、この日の試合後にも「最強の相手と戦うべきだ」などと改めてアピールした。ただ、アフマダリエフはWBA&IBF王者だった昨年4月、マーロン・タパレス(フィリピン)との防衛戦で判定負け。そのタパレスも同年12月、井上にKO負けしてベルトを失っている。
一方の井上は、IBF&WBO同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)が練習中に左目上に裂傷を負った影響で24日に予定されていた防衛戦(東京・有明アリーナ)が来年1月24日に延期された。モンスターは周囲の〝雑音〟に目もくれず、年明けの一戦に集中する構えだ。