ドジャースの大谷翔平投手(30)と対戦経験を持つパドレス右腕がその〝秘密〟を明らかにした。
米メディア「SI.com」は14日(日本時間15日)、パ軍のマイケル・キング投手(29)がロブ・フリードマンと対談した様子を掲載。「過去4シーズンで3度のMVPを獲得した大谷翔平が、マウンド上で対戦する上で手強い打者だという事実は、驚くべきことではない。ただ彼と対戦することになった選手の一人の話を聞くと、大谷と対戦することの難しさがずっと明確になり、さらに魅力的になる」とその非凡な打撃について当事者から引き出した。
キングは「ゾーンの4スミにすべてをコントロールしなければやられる。特定のエリアに留まってはならない。たとえそのエリアに複数の球種を投げていたとしても、彼は仕留める」と大谷との対戦を振り返った。
さらに「スカウティングレポートには、彼を抑える方法が書かれていました。私は初球に、内角高めのフォーシームを投げた。だが彼はそれを時速110マイルで右翼線に沿って打ちました」と弱点はないとした。
キングはまた、大谷投手とパイレーツのポール・スケネス投手との対戦を例に挙げ、試合中に微調整をする大谷の能力を称賛。最初の対戦でスケネスは大谷を抑えたが、次の打席では大谷が完璧に打ち返した。
大谷との対戦はキングにとって最も難しい任務の一つだが、彼は誇りを持ってそれに取り組んでいるという。「いいチャレンジだ。私はむしろ、最高の選手たちと対戦し、できれば最高の選手たちを圧倒したい」(キング)
最後にキングは「あのような選手たちと対戦できることは、幸運であると同時に災いでもある。なぜなら、彼らは間違いなく私を倒すだろうし、昨年は間違いなく私を倒したからだ。しかし、それは本当に楽しい猫とネズミのゲームであり、投手として私が最も好きな部分だ」と振り返った。