ポスティングシステムでロッテからMLB挑戦を目指す佐々木朗希投手(23)が相変わらず米メディアをにぎわせている。
すでにウインターミーティングも終了し、今週からは獲得を希望する各球団との面談がスタートする予定。「25歳ルール」が適用される佐々木には過度なマネーゲームとなる可能性は低く、佐々木陣営が望む環境をいかにアピールできるかが大きなカギを握る。そこで米スポーツサイト「TWSN」はMLB30球団の中でレッズを〝激推し〟。その理由は大きく3点ある。
まずは資金面だ。佐々木とは各球団に割り当てられた国際ボーナスプールの中で契約を結ぶ必要がある。その点で「このクラスではレッズが最多の755万5500ドルを保有している」と指摘した。
さらには育成力だ。「ハンター・グリーンを野球界最高の先発投手に育てた。グリーンに加えて最近ではニック・ロドロも育成し、アンドリュー・アボットやレット・ラウダーという他の若手投手からも最高の能力を引き出そうとしている」と〝成功例〟を挙げた。グリーンは今季26試合に先発して9勝5敗、防御率2・75の好成績。他の2人は昨季メジャーデビューしており、同サイトは「多くの点で佐々木に似た投手がレッズで育成されている」とした。
そして、最後は環境面だ。佐々木の代理人であるウルフ氏は、これまでの日本時代の経緯から〝静かな環境〟を求める可能性があると口にしている。その点で「シンシナティのメディアは選手に対して非常に友好的だ。グリーンも成長過程で苦戦したが、過度のプレッシャーをかけたり厳しい態度をとったことはなかった」「レッズには佐々木がともに成長できる若くて刺激的な選手がいる。選手に優しいメディアがあり、佐々木は日本で経験したような問題を心配する必要はない」と結論づけた。
最後には「シンシナティと契約すれば多くの人は驚くだろうが、最高の場所の一つ」としたが…。令和の怪物はどんな決断を下すのか。