巨人OBで元監督の高橋由伸氏(49)が15日に都内で行われたシンポジウム「『TOKYO GIANTS TOWN』を地域の力に!~行こう、最高の未来へ。~」に出席。同じく登壇した球団OBの宮本和知氏(60)、元木大介氏(52)らと赤裸々トークを行い会場を盛り上げた。
来春に新たな二軍球場が開業するのに先駆けて行われた同シンポジウムでは、新球場の今後の展開や構想が来場者に共有されたほか、OB3人によるトークショーも実施。「新球場に求めること」や「ジャイアンツ球場の思い出」などのテーマでおのおのが意見や思い出を語りファンを沸かせていた。
中でも熱を帯びたテーマは「指導者として心がけていること」。それぞれ一軍で指導経験のある3人だが、監督経験もある高橋氏は「我慢すること」が大事だと強調。「最近の子は良かれと思って教えても『メジャーの選手はこうしてます』、『ユーチューバーはこう言ってます』と…。こっちからしたら『ユーチューブか…』ってなってしまう(苦笑い)。選手がそれをやってみる時間も少し我慢しなくちゃいけない。たとえ失敗したとしても1回やらせてみないといけないですし、僕らも正解かどうかは分からないのでね」と現代ならではの苦悩を明かすと、宮本氏、元木氏からも共感の声が出ていた。