軍団抗争の行方は…。立ち技格闘技イベント「K-1 WORLD GP 2024」(14日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で見せた平本蓮(26)の行動に、RIZINの榊原信行CEO(61)が言及した。
あいさつのため同大会のリングにに上がった平本は、大みそかの格闘技イベント「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)で、自身が率いる「ブラックローズ」と、朝倉未来がCEOを務める1分間格闘技「BreakingDown(ブレイキングダウン)」との対抗戦実現に意欲を見せる。その上で「誰か一緒に素人集団をぶっ殺しませんか」などとK-1ファイターに〝協力〟を求めた。
これに元K-1ライト級王者の朝久泰央や大久保琉唯が呼応。この行動が平本の〝暴走〟と断じたのが、Krushの宮田充プロデューサーだった。「(10周年の)お祝いで駆けつけてくれたと思ったんですけど…。正直、ぶっちゃけて言うと『何やってくれてんだ』っていうのがあります。大みそかだかRIZINだか知らないけど、そういうことじゃない」とぶ然。なお、宮田氏は15日から退任したカルロス菊田氏に代わり、K-1のプロデューサーにも復帰することが発表された。
この一連の動きに榊原CEOは「聞きました。どうなるんだろうね…」と思案顔を見せる。平本がK-1の会場に行くことは把握していたものの、この様な行動に出ることは想定外だったとしつつ「ただ、そういう思いを持っているのは理解しました。未来とも話をして、平本ともどういう意向なのか話をして…。思いを受けてまとめていきたい」と理解を示す。
また、宮田プロデューサーの反応については「わからんでもない。でも、平本蓮を(リングに)上げるっていうのはそういうことだから。僕らも毎回、おっかなびっくりなんで」と苦笑い。軍団対抗戦が実現すれば、第2部で行わることが濃厚だろう。ルールや試合時間も含めてこれから調整するとした榊原CEOは「全部が同じルールである必要ないと、僕なんかは思ってますけどね」としつつ、1週間程度で話をまとめたいとした。
大みそからしい破天荒なマッチメークの実現となるか。