サッカー元イタリア代表DFファビオ・カンナバロ氏(51)が、現役を引退した元スペイン代表アンドレス・イニエスタ氏(40)の功績をたたえた。
イニエスタ氏の引退試合「エル・クラシコ in TOKYO」が15日、味の素スタジアムで開催された。元スペイン1部レアル・マドリードで活躍したカンナバロ氏は「レアル・マドリード レジェンズ」の一員として、イニエスタ氏を擁する「FCバルセロナ レジェンズ」と対戦。試合は2―1でバルセロナレジェンズが勝利した。
ゲーム終了後に、カンナバロ氏は「(現役時代は)常にバルサとは困難な試合が多かった。今回は日本のスタジアムで、満員のお客さんの中でプレーできたのが大変うれしかった」と笑顔。その上で「イニエスタ選手はバルサでも、スペイン代表でも常に驚異的な存在だったし、彼のキャリアは大変すばらしかった。本日サッカー界は偉大な選手を失ったけど、これからも彼のレガシーは残り続けると思います」とリスペクトを込めた。
元フランス代表で、バルセロナに在籍したMFリュドビク・ジュリ氏(48)は「イニエスタとともにプレーできたことは、私にとっても幸せだった。彼はとにかく偉大な選手だったし、彼とともに多くのタイトルを取ることができた。素晴らしいサッカー選手が本日引退したことになります」と、元同僚への思いを語った。
元アルゼンチン代表FWハビエル・サビオラ氏(43)はバルセロナレジェンズの一員として出場し、前半31分に先制ゴールを決めた。サビオラ氏は「彼(イニエスタ)は偉大な選手だった。バルサという多くの素晴らしい選手がいるチームの中でも明らかに異質で、素晴らしい才能を持った選手だった。その選手とプレーするのは、僕にとっても特別な権利だと感じていました」と明かした。