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【ソフトバンク】上沢直之の入団決定 ポスティングでMLB挑戦の他球団選手加入は3人目

東スポWEB 2024年12月16日 1時40分

レッドソックス傘下3AウースターからFAとなっていた上沢直之投手(30)のソフトバンク入団が決まったことが15日、分かった。今オフ「先発強化」を最優先に補強を進めていたホークスは、日本球界復帰を視野に入れていた上沢の動向を段階を踏んで調査。獲得に本腰を入れると同時に3年以上の大型契約を準備し、この日までに基本合意に達していた。

上沢は昨オフ、日本ハムからポスティングシステムの利用を容認されてメジャーに挑戦。今年1月、レイズとマイナー契約を結んだ。開幕メジャー入りを果たせず、3月末にレッドソックスに移籍。4月末に念願のメジャー初昇格をつかむも登板はわずか2試合にとどまり、9月に右ヒジを痛めてシーズンを終えていた。

失意の帰国を経て、熟考の末に新天地を選択した。MLB挑戦を後押ししてくれた恩義のある古巣・日本ハムへの復帰も選択肢にあったが、上沢が選んだのは今季パ・リーグ王者に返り咲いた常勝軍団ホークスだった。上沢はNPB通算70勝を誇り、2023年にはリーグ最多170イニングを投げるなど3年連続で規定投球回をクリア。元日本ハムのエースで「イニングイーター」として実績十分な右腕を巡っては、再度メジャーを目指すのか、日本球界に活躍の場を戻すのかが注目されていた。このオフ先発陣の強化を目指すホークスは強い獲得意思を示しながら動向を調査し、熱烈なラブコールを送っていた。

ソフトバンクがポスティングシステムを利用して海を渡った他球団の選手を獲得するのは松坂大輔、有原航平に続いて3人目。補強ポイントを埋めつつ、高い志を持った実績組を迎え入れ、来季のリーグ連覇、日本一奪取に向けてチーム内競争を活性化させる。

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