巨人が楽天を自由契約になった田中将大投手(36)を獲得することが決定的になったことが16日に分かった。
今季15勝を挙げた菅野智之投手(35)が海外FA権を行使してメジャー挑戦を表明。精神的支柱の抜けた穴を埋めるために阿部慎之助監督(45)も加入を熱望していたという。
昨年10月に右ヒジを手術した影響で今季は状態が上がらず二軍での調整が続き、一軍登板は9月28日のオリックス戦のみ。5回4失点で負け投手になり、プロ18年目で初めて未勝利に終わった。11月24日に楽天を退団し、自由契約を表明。「今の自分はいいコンディションでいいトレーニングを積むことができている」と現役続行に自信を見せていた。各球団が慎重になるなか、巨人は調査を重ね、戦力になると判断したようだ。若手が多い巨人投手陣に田中の経験は生きた教材になるだろう。一方、田中にとって小学校時代にバッテリーを組んだ坂本勇人内野手(36)は心強い存在だ。あと3勝の日米通算200勝を新天地で達成する。