ドラゴンゲートのベテラン・YAMATO(43)がドリームゲート&ブレイブゲート2冠王者に輝き、大きな反響を呼んでいる。
15日の福岡国際センター大会でドリームゲート王者のYAMATOは、シングルリーグ戦「KING・OF・GATE」覇者でブレイブゲート王者のドラゴン・ダイヤ(26)と両王座をかけたダブルタイトル戦で激突。
お互いの意地とプライドが交錯した一戦は、拮抗した状況が続いた。20分を過ぎても一進一退の攻防が続く中、ダイヤのレプテリアン・ラナ(変型ウラカン・ラナ)を投げっぱなしのパワーボムで切り返したYAMATOが一気に動いた。ラリアート2発から、ショートレンジのラリアートを発射。ギャラリア(変型ドライバ―)をカウント1で返されると、すかさず奥の手・ラグナロク(変型ギャラリア)を決めて執念の3カウントを奪った。
試合後は「お前は後輩で俺は先輩だけど、俺たちは同志だよな。同じ志を持った同志だ、ダイヤは。俺はうれしいよ。こうやってドラゴンゲートをともに背負ってくれる男がこうやってどんどんどんどん上にくらいついて追い抜いて、そしてもう俺らと同じステージまでたどり着いてる」と対戦相手をたたえた。
するとダイヤは「いつかはYAMATOさんだっていなくなるし、(ドラゴン)キッドさんだっていなくなるし、その時のドラゴンゲートの先頭は俺じゃなくちゃいけないって思ってます。もっともっと成長できるまで高い壁で居続けてください」。2人は熱い抱擁を交わした。
これでドリームゲートとブレイブゲートの2冠王者となったYAMATOは「本当に俺でいいのかよ。俺には荷が重すぎるよ、こんなベルト」と言いつつも、2765人(主催者発表)の会場を見渡し「お客さん、まだまだ足りないよ。まだまだ俺の力が及ばないんだ。このままじゃ俺はリングを下りれねえよ。もっともっと俺が命削ってまたこのドラゴンゲートを超満員に戻すんだ。そのために俺がこのベルトを持ってんだ。まだまだYAMATOは死にませんよ」ときっぱり。43歳のベテランが、2025年もドラゲーマットをけん引する。