ドジャースからFAとなっているテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)の去就がなかなか決まらない。
1年契約で加入した今季は154試合に出場して33本塁打、99打点と打線の核となり、4年ぶりとなるワールドシリーズ優勝に大きく貢献した。本人は来季以降もドジャースでプレーすることを熱望し、パレード後に参加して「こんな日をずっと待ち望んでいた。生涯ドジャースだ!」と涙ながらに訴えた。
しかし、ストーブリーグに入ると様相は一変した。当初は契約がすぐにまとまるとみられたものの、球団側はヤンキースからFAとなったソトの争奪戦に参加。結果的にソトはメッツ移籍が決まり、獲得レースで敗れたヤンキースやレッドソックスなど複数球団が強打の外野手であるT・ヘルナンデスを狙って市場価格が高騰する事態に…。米メディアによると、ドジャース側と本人は〝相思相愛〟ながら「契約面での溝を埋められない」といい、中でも「後払い」をT・ヘルナンデスが拒否しているという。
そうしたなか、デーブ・ロバーツ監督(52)が15日(日本時間16日)にポッドキャスト番組「The Dodgers Bleed Los Podcast」にゲスト出演。「我々は(優勝)リングが欲しい。ムーキー(ベッツ)はそう言った。(大谷)翔平も言っていた。彼らはリングを積み重ねてレガシーを築きたいんだ。私はテオが大好きだ。(再契約は)近いと思う」と力説しながら「私は祈っている。テオがドジャー・ブルーに戻れるように、みんな祈ってくれ」と呼びかけた。
ワールドシリーズ終了から1か月半。いつ、どんな形で決着するのか…。