ユーチューバーのてんちむ（３１）が１６日、東京地裁であったナイトブラをめぐる訴訟の判決で３億８４５７万４５０４円の損害賠償命令を言い渡された。てんちむの敗訴となった。
判決には、てんちむ本人と代理人弁護士、ナイトブラのメーカー側と代理人弁護士はいずれも欠席。地裁はてんちむに対して「３億８４５７万４５０４円及びこれに対する令和４年１０月１８日から支払い済みまで年３％の割合による支払う」などと判決文を淡々と読み上げた。
てんちむは２０２０年、豊胸手術を受けていたことを告げず、ナイトブラ「モテフィット」をプロデュースして騒動に発展した。
てんちむが今年７月に配信した動画によれば、てんちむはナイトブラのメーカーに送金し、それをもってメーカーから購入者に返金してもらおうとした。ただ、返金をめぐるメーカーの対応に不信感を抱き、自身が送金した分の使途を開示するよう求め、メーカーを相手取って提訴。その後、メーカーから豊胸を隠した説明義務違反があったとして反訴されていた。メーカーからの損害賠償請求は５億円に上った。原告、被告双方にてんちむとメーカーが名を連ねる泥仕合になっていた。
てんちむは判決後、Ｘ（旧ツイッター）のユーザーネームを「圧倒的敗訴」に変更。「裁判結果ですか？お察しください」とポストした。