新日本プロレス15日(日本時間16日)の米国・カリフォルニア州ロングビーチ大会に、米AEWのヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)が乱入した。
この日の大会ではAEWのKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)とジャック・ペリーがタッグを組んで鷹木信悟、辻陽太組と対戦。竹下は来年1月4日東京ドーム大会で鷹木のNEVER無差別級王座への挑戦、ペリーは翌5日東京ドーム大会で辻とのシングルマッチを控えている。実力者4人が揃った前哨戦は超ハイレベルな攻防の末、ペリーがグラス・ジョー(ヒザ蹴り)で辻を沈めてみせた。
試合後のリング上ではペリーが辻を踏みつけたことを発端に両軍が入り乱れる乱闘に。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンには高橋ヒロムも加勢し、竹下とペリーにトラースキックを発射した。
すると、ここで何とこの日は試合が組まれていなかったヤングバックスが「ジ・エリート」で共闘するペリーの助太刀として登場。ヒロムにスーパーキックパーティーを見舞うと、EVPトリガーまでさく裂させた。マイクを握ったマシューは「新日本プロレス史上最も成功し、最も多くの栄誉を受けたタッグチーム、マシュー&ニコラス・ジャクソンだ」と自己紹介。ニコラスは「俺たちが新日本プロレスに戻ってきた理由は政治的なことじゃない。1月5日、東京ドームでのレッスルダイナスティに出るため、引退する前にもう一度IWGPタッグタイトルを獲得するためだ」と高らかに宣言した。
ヤングバックスは1・5ドームで現在空位となっているIWGPタッグ新王者決定戦で、グレート―O―カーン、オーカーン指名選手との対戦を控えている。加えて内藤哲也とのコンビで「ワールドタッグリーグ」を制したヒロムとも遺恨が生まれ、何やら周辺が騒がしくなりそうな気配だ。