第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場する城西大の斎藤将也(3年)が〝山の主役〟に名乗りを上げた。
3位に入った前回大会の5区で区間新記録をマークした山本唯翔(現SUBARU)が卒業した城西大。櫛部静二監督は6日のオンライン取材で「山本の穴を埋める適任は1年の時に山本に唯一勝った斎藤将也」と明言した。斎藤は山上り5区の前哨戦と言われた一昨年11月の「激坂最速王決定戦」で山本に約1分差をつけて優勝を果たすなど、上りの走りに定評がある。
斎藤は過去2大会はともに2区を任されるも、今回は初の5区起用への期待が高まっている。「箱根駅伝の記事を見て、全てにおいて日本人エースとしか書かれていない。真のエースになるために、ビクター(キムタイ)より強さを見せたい」と決意を述べつつ「5区だった場合はとにかく全力で駆け上がりたい。上りはみんなの中でキツいと思うけど、自分の中ではキツさは同じ。どれだけキツいのを我慢できるか。メンタルでは負けたくない」と力を込めた。
その他の区間起用についても「監督に言われたところを走るだけ」と語たった上で「任された区間で区間賞を取って自分が貢献する」と気合十分。数々のドラマが生まれた箱根路で新たな主役となれるか。