〝神童〟に新たな勲章が加わった。ボクシングのWBOアジアパシフィックバンタム級王者・那須川天心(26=帝拳)が16日、都内で行われた日本財団主催の「HEROs AWARD 2024」の表彰式に参加。アスリートの社会貢献活動を表彰する同賞で、被災地への寄付や児童養護施設を支援したことが評価された。
キックボクシングで42戦無敗の成績を残し、昨年4月にプロボクサーとしてデビュー。今年10月に初めてベルトを戴冠し、ボクサーとしても順調にキャリアを歩んでいる。那須川は「自分のやることが全部、そういうこと(社会貢献)につながっている。自分の試合を通じて子供たちだったり、いろんな方に知ってもらっていると常に思う」と、これまでの活動に胸を張った。
日本財団の担当者は「天心さんご自身はまだ20代ですが、次の世代のことを考えているところがすばらしいと思い、高く評価させていただきました。また、キックボクシングであれだけの成績を残されて、相当なリスクを背負いながらボクシングにも挑戦されている。ますます輝いて、子供たちのヒーローになってもらいたい」と一層の活躍に期待を寄せた。
来年は世界挑戦も視野に入れるなか、真のヒーローとなれるか。