フアン・ソト外野手(26)のメッツ入りでレッドソックスのレジェンドOBのデビッド・オルティス氏(49)がヤンキースを嘲笑った。オルティス氏はソトと同じドミニカ共和国出身で、ソトのレッドソックス勧誘に尽力したが、争奪戦はヤンキース、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズ、ドジャースの間で過熱し、最後は資金力のあるメッツに15年7億6500万ドル(約1178億円)で持っていかれた。
ソトの家族とも親しくしていたオルティス氏は無念の結果に「彼をボストンに迎えたかったが、残念ながらできなかった」としたうえで「これはビジネス。彼は自分と家族にとって最善の場所に行かなければならない。彼が得たものは当然のものであり、私たちは彼を応援し続けます。彼は素晴らしい若者。26歳だが成熟して頭の回転も速い。幸運を祈る」と「ニューヨークポスト」を通じてエールを送っている。
しかし、その一方でソトがインスタグラムで入団写真を投稿すると、オルティス氏が「ヤンキースの負けだ」とコメント。現役時代からヤンキースを倒すことをモチベーションとし、今でもヤンキースをからかったり、手厳しい言動は変わらない。ワールドシリーズ敗退の際も音楽に合わせて嬉しそうに歌っている姿がテレビに映っていた。レッドソックス入団はかなわなかったが、ヤンキース入りがなかったことでホッとしたよう。同メディアは「元レッドソックスの強打者はヤンキースをからかうのが大好き。ヤンキースがソトをソトにピンストライプのユニホームを着続けるよう説得できなかったことを最大限に利用し、かつてのライバルをからかった」と伝えた。