広島は17日、市内のホテルで新入団発表会見を行い、今秋のドラフトで指名した新人8選手が、背番号の入った真新しいユニホームに袖を通し、プロでの成功を誓った。
右の強打者、即戦力内野手として期待を受けて入団した佐々木泰内野手(21・青学大)はファンクラブ会員500人が詰めかけた会場で「一番の持ち味は、長打力と勝負強いバッティング」とアピールし、背番号「10」のユニホーム姿を披露した。
大学4冠を達成した常勝軍団で主将も務めた男は「10番といえば、佐々木泰といわれるようなプレーヤーになりたい」と意気込み。将来的には、赤ヘルでもチームリーダーが期待される。
新井貴浩監督(47)は「10番といえば、体が強くて、勝負強いバッティングの選手がつける番号だと、私のなかでは…」と自ら現役時代に〝師〟と仰いだ背番号10番の先輩・金本知憲氏を彷彿させるオーラがあると評価。「息の長い選手になってもらいたい」と、ゆくゆくは〝鯉の鉄人〟と呼ばれる看板選手に育つよう期待を寄せていた。