MLBオリオールズへの移籍が決まった巨人・菅野智之投手(35)に地元ボルチモアのファンが複雑な心境だと米メディア「TPS」が伝えている。「日本のサイ・ヤング賞のスター投手が来る」と沸きあがる一方で「35歳? なんだこれは…オリオールズのファンはバーンズの代わりに菅野と契約するというチームの決定に不満だ」と報じている。
球宴4度出場のコービン・バーンズ投手(30)は今季15勝9敗、防御率2・92でチームのプレーオフ進出に貢献。オフにFAとなって複数のチームから関心を集めているが、オリオールズは再契約に積極的でないと見られている。15勝を担保できる投手はすでにFA市場に少なく、そんな中で菅野と1300万ドル(約20億円)で契約…。
同メディアは「バーンズにオファーを出していない。ファンはバーンズのパフォーマンスに満足しており、再会を期待している。菅野は日本で好成績を残したが、年齢を考えると彼のMLBでの活躍に懐疑的だ。バーンズではなく、トモユキを選んだことに不満を抱いている」と疑問を投げかけた。バーンズをめぐってはすでにジャイアンツが有力視されており「彼を復帰させたいなら迅速に行動しないといけないが、菅野を獲得し、オリオールズが全力を尽くすかは疑問だ」としている。