経済学者の高橋洋一氏が17日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、安倍晋三元首相の妻・昭恵氏がトランプ次期米大統領と面会したことについてコメントした。
一部からは昭恵夫人に対して批判の声もあるが高橋氏は「トランプから見たら友人の安倍晋三さんの奥さんと会うというのは、何が悪いのかさっぱり分からない」と問題なしの立場。トランプ氏はフロリダの邸宅でソフトバンクグループの孫正義会長兼社長とも面会。「昭恵さんと会ったというのは、晋三さんへの敬意。次に孫さんと会ったというのは金、ビジネスだよ」と解説した。
高橋氏によるとトランプ次期大統領と会うのは難しくはないという。ブローカーが存在しており「お金を払えば会えるという話は聞いたことがある。例えば1000万円とか1500万円ぐらいのレベルの話」。続けて「(ネット番組で)日本には官房機密費というのがあるんだから、それを使えば会えると言ったことはある。それを使って会う方が多分メリットは大きいと思う」と述べた。
今後についても昭恵夫人が大きな役割を果たした可能性を予想する。「昭恵さんってすごく心優しい人だから。おそらく『石破さんにも会って』みたいな話をしたかなという気もちょっとする。というのは、すぐトランプが次の日の記者会見で日本の総理大臣が望むのであれば会いたいと言ったよね。それは前の外務省のルートで接触してた時に、何とか法があるから会えないと言われたのとは全然違うような。言い方は」と期待を寄せた。
石破茂首相はトランプ氏との早期会談を希望していたが、トランプ氏側から民間人が米政府の外交問題で外国政府と交渉することを禁じた米ローガン法を踏まえた判断だと説明を受け、見送っていた。