ＷＷＥ人気ユニット「ダメージＣＴＲＬ」の〝海賊王女〟カイリ・セインが、バックステージで襲撃され負傷した。
イヨ・スカイ、ダコタ・カイに負傷欠場中の〝女帝〟アスカとのユニットで、女子戦線の中核をなしてきた。新設されたＷＷＥ女子インターコンチネンタル（ＩＣ）王座の決定トーナメントにもエントリー。新日本プロレスのＩＷＧＰ女子王座に続くメジャーシングル王座を狙っているが、〝事件〟は１６日（日本時間１７日）のロウ（マサチューセッツ州ボストン）で起きた。
悪の道に落ちた「ニュー・デイ」のコフィ・キングストンとエグザビアー・ウッズが、バックステージでインタビューを受けていると、背後からカイリの悲鳴が…。すぐさまピュア・フュージョン・コレクティブ（ＰＦＣ）のソーニャ・デビル＆シェイナ・ベイズラー＆ゾーイ・スタークが姿を現し「折れたかも！」と言いながら、その場から立ち去った。
カイリは機材の箱のフタに右手を挟み込まれたようで、大声でわめき散らした。イヨとダコタが駆け付けた際には、時すでに遅し。カイリは右手を抱えて、のたうち回った。ダメージＣＴＲＬとＰＦＣは抗争を繰り広げており、カイリはＰＦＣに襲われて右手を負傷したようだ。
来週のロウでは女子ＩＣ王座決定トーナメントの１回戦が控えている。ナタリア、アルバ・ファイアとの３ＷＡＹ戦が予定されるが、カイリの負傷による影響はないのか？ バックステージで問われたダコタは「私たちには何もわからないし、トーナメントもわからない。ＰＦＣは何度も一線を越えてきた」とキレ気味に答えた。その上で、カイリが戻ってきた暁にはＰＦＣに復讐を果たすという。
イヨも「ＰＦＣ！ あんたらは人生最大の過ちを犯した！」と大激怒。カイリにケガを負わせたＰＦＣに、代償を払わせると言い放った。ダコタはＩＣ王座決定トーナメント準決勝に勝ち上がっているが、カイリ欠場の際には、女子世界王座戦で敗れたイヨが代わりに出撃することになるのか。気になるところだ。
それにしても、１４日の特番「サタデー・ナイツ・メインイベント」では、統一ＷＷＥ王座を防衛したコーディ・ローデスが試合後に挑戦者のケビン・オーエンズに暴行され、病院送りとなったばかり。一体、ＷＷＥの管理体制はどうなっているのか…。
この日のロウは「ＡＢＥＭＡ」にて放送された。