早くも暴走指令だ。「プロレスリング・エボリューション」の社長に就任する全日本プロレスの〝暴走男〟諏訪魔(48)が、「打倒・スターダム」を掲げた。
昨年3月の旗揚げから女子プロレス「エボリューション」として活動した同団体は、来年1月1日付で諏訪魔が社長に就任することに伴い、団体名を変更。今後は男子部門と女子部門からなるプロレス団体として活動する。
もちろん力を入れていくのは女子だ。諏訪魔は「やっぱりスターダムは目標にしなきゃいけないし、いつかは超えなきゃいけないよね。もちろん、強大な団体だとはわかっているけど」と言葉に力を込める。
エボリューションの所属選手は、来月のデビューが決まったChikaを入れても5人だ。これまで会場も新木場1stRINGでの定期開催が続き、来年1月29日に初の新宿フェイス進出が決まったばかり。一方のスターダムは30人以上の所属選手を擁し、両国国技館や横浜アリーナでのビッグマッチも開催している業界盟主。一朝一夕にはいかないのが現実だ。
そこで諏訪魔は「まずはスターダムのベルトをぶん取って来いって。ワールドとワンダーにIWGP女子だっけ? 3本のシングルベルトを取って、ウチのベルトが来年4~8月に新設されるまでは、スターダムのベルトで防衛戦をやって新生エボリューションに花を添えてもらうよ」と所属選手に命じた。
現在はスターダムとの交流が続いているが、タイトル戦線には絡めていない。選手たちは「さっそく暴走社長が…」。果たして実現できるのか。