FAでフアン・ソト外野手の獲得に失敗したヤンキースが怒とうの補強を見せている。ソトに対して16年7億6000万ドル(約1163億円)を提示しながらもメッツの15年7億6500万ドル(約1170億円)の前に涙を飲んだ。流出のダメージは計り知れないが、キャッシュマンGMは「仕事はまだ終わっていない。今こそ攻撃の時だ」と猛反撃に転じている。
まずはブレーブスFAのマックス・フリードを8年2億1800万ドル(約331億円)の左腕史上最高額で獲得すると、リーグ屈指のクローザーのデビン・ウィリアムズをブルワーズからトレードで獲得。さらに17日(日本時間18日)にはカブスから2019年のMVPスラッガー、コディ・ベリンジャーを右腕コディ・ポティートとのトレードで獲得したと発表した。他にもアストロズFAのアレックス・ブレクマンも三塁手候補として狙っていることをキャッシュマンGMは認めている。
米メディア「ウォールストリートジャーナル」は「最終的にヤンキースは春季トレーニングが始まるころにはソトに用意した金額を複数の選手に分配しているかもしれない。ソトの敗者には名簿の空きを埋め、怒ったファンをなだめる必要がある。彼らは7億6500万ドルの入札戦争に負け、狂ったようにお金を使い始めた」と報じた。