楽天を自由契約となって巨人入りが決定的となっている田中将大投手(36)を古巣ヤンキースのメディア「ヤンクスゴーヤード」が祝福している。田中は2014年から7年間にわたってヤンキースに在籍。4度の開幕投手を務めるなどエースとして78勝をマークし、ブロンクスの歴史にその名を刻んだ。
田中の新天地でのラストチャレンジに同メディアは「おそらくアメリカの野球ファンなら海外のプロ球団と言えば、読売ジャイアンツしか聞いたことがないだろう。西洋最大のブランドであるジャイアンツは868本もの本塁打を放ち、バリー・ボンズをはるかに上回る世界記録を持つ王貞治を輩出した。またヤンキースの象徴となった松井秀喜の日本の本拠地でもあった」と名門入りの価値を並べた。
続けて「数えきれないほど名選手が被った伝説の巨人のキャップを被るチャンスを自らに与え、そのキャリアを締めくくろうとしている」とリスペクトを込めた。
田中が今秋のワールドシリーズ第4戦をヤンキースタジアムで観戦したことにも触れ「ヤンキースが勝った唯一の試合がそれだったのは偶然ではない。願わくは来年秋にもまた来てポストシーズンの魔法を与えてほしい」とレジェンド〝マジック〟を呼び掛けている。