最高裁はカジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件で、秋元司元衆院議員の上告を17日付で退ける決定を出した。懲役4年の実刑判決が確定次第、収監されることになる。
秋元氏は日本でのIR参入を目指す中国企業側から賄賂を受け取った収賄の罪などに問われ、無罪を主張していたが、一審、二審でともに有罪判決が出ていた。
前夜には都内で政治資金パーティーを開催し、逆転判決へ向けて「来年には決着をつけたい」と集まった支援者らに挨拶していたが、その日に最高裁は上告棄却していたことになる。
18日昼に上告棄却の報道が出て、秋元氏側にはまだ連絡が入っていなかったために寝耳に水。対応に追われた。