米プロバスケットボールNBAレイカーズのスーパースター、レブロン・ジェームズ(39)が今冬のトレード市場で電撃トレードされる可能性が出てきた。
レイカーズは現在、西地区10位に低迷。プレーオフ進出へ不安が高まっている。そうした状況を受けて、名門のフロントは〝聖域〟だったレブロンをトレードで放出して代わりに大物選手を獲得する大胆なチーム再建計画を検討し始めた。
米大手誌「スポーティングニュース」は「レブロン・ジェームズはジミー・バトラーやブランドン・イングラムを抜いて、NBAトレード市場における最大のスター選手となった。彼はいかなるトレードも拒否できる権限を持っている。しかし、レイカーズが苦戦した場合、彼はキャリアで4度目となる他チームで新たなスタートを切る決断をするかもしれない」とレブロンも最近の低迷からトレードを受け入れて新天地で心機一転プレーする方向へ翻意すると指摘した。
気になる移籍先は「ゴールデンステート・ウォリアーズがジェームズの最有力候補として挙げられているが、レイカーズはジェームズと引き換えにドラフト資金だけでなく優勝を狙える候補選手も要求するだろう。ロサンゼルスではペリメーターディフェンスが大きな懸念事項となっているため、レイカーズはニューオーリンズ・ペリカンズと、ハーバート・ジョーンズの契約を噂されてきている」とウォリアーズ、ペリカンズを挙げた。
特にペリカンズは〝盟友〟との関係から有力視される。「ジェームズはペリカンズのGM、デビッド・グリフィンと長年良好な関係を築いており、グリフィンはジェームズがキャバリアーズで2度目の在籍期間中に人事を決定した人物である。もしペリカンズがレブロンとブロニーの両選手と引き換えに、ブランドン・イングラムとハーバート・ジョーンズを獲得するオファーをしたら、レイカーズが断るのは難しいだろう」とレブロンが息子のブロニーとともにペリカンズへ向かう公算があるという。「理想的な状況が整えば、状況は変わる可能性がある」と世紀の電撃トレードが成立するとの見解を示した。
米メディア「BVMスポーツ」も「レイカーズが引き続き不振に陥れば、レブロンはペリカンズやウォリアーズへの移籍の可能性もある。真剣に選択肢を検討するかもしれない。今後の試合が彼の決断を左右するだろう」とレイカーズやレブロンの状況次第で、今冬のトレード市場におけるサプライズが起こりうると予想した。