鈴木宗男参院議員は18日、自身が主宰する「東京大地塾」を国会内で行い、大相撲の元横綱だった北の富士勝昭(本名・竹沢勝昭)さんを追悼した。
NHKの相撲解説を務めていたことでも知られる北の富士さん。宗男氏はこの日、東京都墨田区の八角部屋で開かれた「北の富士さんをしのぶ会」にも出席した。
「北の富士さんは自由奔放の方だったですね。ちょっと泥臭い言い方をすれば、いい加減というところもあるんですけど、憎めない人柄でした。相撲界では珍しい〝ナイスガイ〟で、みんなに好かれていました」
北の富士さんの弟子は宗男氏と親交が深い現在の日本相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)だ。
「北の富士さんが(相撲界に)引っ張ってきたのが、八角理事長。『(北海道)帯広から飛行機に乗せてやる!』と言われ東京に来た。そのまま東京で中学を出て相撲界に入って横綱になった。人生とは面白いものです。努力に勝る天才なし。一生懸命やっていれば明日がある、私はその証明だと思っています」と宗男氏は〝師弟エピソード〟を披露した。
角界の話題から政界の話題へ移ると宗男氏は「汗をかいていないのにいい思いをしようと思ってもダメです」とピシャリ。
「私は今の政治家をみていると働かない政治家が多いと思います。昔はもっと朝から晩まで働いていました。小選挙区になってからダメですね。1人を選ぶ戦いですから(当選すると)殿さまになってしまう。しっかりやっている人もいますが、みなさんも政治家を厳しい目で見てください」と参加者に呼びかけた。