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【阪神】ドラ1左腕・伊原陵人の恩師が〝火の玉吸収〟のススメ「藤川監督はいい見本」

東スポWEB 2024年12月19日 6時4分

阪神の即戦力左腕として注目を集めるのが、ドラフト1位ルーキー・伊原陵人投手(24=NTT西日本)だ。大商大時代にはプロ志望届を提出するも、指名漏れを経験。悔しい経験をバネにNTT西日本で汗を流し、ドラ1で阪神入団をつかみ取った。

そんな左腕の社会人時代を見守ったNTT西日本硬式野球部・河本泰浩監督(42)は、熱いエールを送るとともに〝火の玉吸収〟を勧めた。

伊原は入社1年目の都市対抗野球で登板して6回2失点、9奪三振の快投を見せたものの球速は140キロ台前半。河本監督は「正直、今年に入るまではまさか(ドラフト)1位になるとは思っていなくて。よくて3、4位、それ以下かなと」と当時の状況を明かす。

それでもウエートトレーニングに打ち込み、球威も格段にアップ。社会人2年目となった今季の都市対抗野球では最速148キロを計測するなど大きく成長した姿を見せ、ドラ1指名への期待が高まったという。

「今年の6月くらいの投球を見て、これは可能性あるんじゃないかな?と思いましたね」(河本監督)

一方で、伊原の「素顔」について「野球のマウンドでは度胸もありますし、向かっていく姿勢はかなり感じられるものがあります」としながら「野球が終わったら、同級生と仲良くて若者のノリというか、そういうところもあります」と明かす。自主性が求められる中、熱心に練習に励み、オフには同僚たちとスーパー銭湯に足を運ぶなどオンとオフの切り替えもバッチリな〝陽キャ左腕〟。河本監督も「野球と私生活、しっかりメリハリがついているというところがすごいなと思いますね」とうなずいた。

憧れの世界へ飛び込む教え子には、こんなアドバイスも送る。

「伊原の真っすぐの質的なところが、藤川監督の投球のキレに多少似ている部分があるかなと。そういう面でいい〝見本〟だと思いますし、専門的な知識もたくさん持っていると思うので、しっかり吸収してもらえたらなと」

もちろん願うのはプロでの活躍だ。「できることは限られていると思うので。目の前のやるべきことをしっかりやって、彼ならば必ず成功してくれると信じています」と熱いエールを送った。猛虎のドラ1左腕は恩師の期待に応えられるか。

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