ソフトバンク２年目の大津亮介投手（２５）が１９日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、２５００万円アップの年俸５５００万円でサインした。先発に本格転向した今季は１９試合に登板して７勝７敗、防御率２・８７。開幕ローテーション入りを果たし、新たな役割を担った２５歳は「７勝７敗っていうところでいうと、本当に悔しい」と振り返り、大幅昇給にも悔しさをあらわにした。
課題はフルシーズンを戦い抜く体力。中継ぎから先発転向１年目で想定はしていたが、思った以上に中盤から終盤にかけてパフォーマンスの低下を痛感した一年だった。チームのハワイ優勝旅行から１６日に帰国。「帰ってきた次の日から焦ってトレーニングをしています」と表情を引き締め「来年こそ一年間フルで戦えることをアピールしたい。絶対に２ケタ勝利を挙げたい」と腕をぶした。
「まずは先発ローテーションに入ること」。今オフ、先発強化が編成テーマだった球団は前レッドソックスの上沢直之投手（３０）らを補強。「もちろん、負けないように全力で戦います」。シ烈な競争を勝ち抜き、３年目の誓いを全うするつもりだ。
（金額は推定）