読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏が19日未明に肺炎で死去したことを受けて、長嶋茂雄終身名誉監督(88)らが球団を通じて追悼のコメントを発表した。以下、長嶋終身名誉監督、原辰徳オーナー付特別顧問、阿部慎之助監督のコメント。
長嶋終身名誉監督「突然の訃報でした。しばらくは、何が起こったのか、頭は白紙の状態でした。古く長いお付き合いで、巨人を離れても沢山の思い出があります。今、何を話せばよいのか、巨人が勝った時の渡辺さんの笑顔しか浮かんできません」
原辰徳オーナー付特別顧問「私にとって、野球だけではなく、人生においても強い影響を与えていただいた恩師でした。厳しいご指導をいただいたこともありましたし、温かい言葉で励ましていただいたこともあります。渡辺主筆は、私の人生の中で燦然と輝いた存在です。野球界のため、日本のため、世界のためにご尽力いただき、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします」
阿部監督「渡辺主筆には入団当時から温かく見守っていただき、感謝しかありません。叱咤激励の言葉からはいつもジャイアンツへの愛情を感じていました。今季、主筆に日本一の報告をできなかった悔しさを忘れず、来季こそ必ず日本一を勝ち取りたいと思います。心よりご冥福をお祈りいたします」