イングランドリーグカップ準々決勝(18日=日本時間19日)、リバプールの日本代表MF遠藤航は同DF菅原由勢の所属するサウサンプトン戦にフル出場し、2―1で勝利した。約2か月ぶり今季3度目のスタメンとなった遠藤は守備的MFではなくセンターバックを務め、チームの4強入りに貢献。菅原は後半15分から出場した。
英メディア「リバプールワールド」は選手採点で遠藤に7点を付け「前半は臨時のセンターバックとして戦術的な才覚を発揮。リバプールがボールを保持しているときに攻撃のエンジンルームに突入し、2点目のゴールに貢献。数回の激しいタックルを決めた。しかし安易にボールを失い、サウサンプトンの反撃を許した」と伝えた。
また、この試合で2―0とリードして迎えた後半14分に、相手選手が至近距離で蹴ったボールが遠藤の顔面を直撃。頭部に強烈なダメージを受けた日本代表主将は、その場に倒れ込んでしまう。しかし、審判の決断はプレー続行。そのままサウサンプトンにゴール前まで持ち込まれ、ゴールを許してしまった。
この場面にリバプールファンらは激怒。英メディア「TDR」によると、SNSに「頭部負傷なのだから審判はすぐに止めなければならない」「あの状況では審判はプレーを中断するべきだ」「頭を負傷したのだからプレーを止めるべきだったし、ゴールは生まれなかっただろう」との声が書き込まれていた。