ポスティングシステムでのMLB移籍を目指すロッテ・佐々木朗希投手(23)の争奪戦がいよいよ本格化する。18日(日本時間19日)にはヤンキースが近日中に面談することが判明。メジャー各球団の動きが慌ただしくなってきた。
そんな中、米メディア「ジ・アスレチック」がオリオールズと1年1300万ドル(約20億円)で契約合意した巨人・菅野智之投手(35)の交渉経緯を掲載。「東海岸のボルチモアという都市は日本人人口が非常に少ないため、日本プロ野球史上最も優れた投手の一人である菅野にとって、あまり良い行き先ではないと思われた。35歳の彼は優勝候補チームへの入団を希望していた」と当初、オリオールズは不利だったが「12月5日のビデオ通話で彼のプロとしての本能に訴え、彼が成長できるようどうサポートできるかについてアイデアを提供した」。35歳になっても進化を追求している菅野はオリオールズの熱意と投手育成法に心を打たれ、ボルチモア行きを決断したと伝えた。
この報道を受けた米メディア「スポーツノート」は「同じ投球が23歳の日本人フリーエージェントのエース・佐々木朗希にも通用するか?」と題した記事を報じた。
「多くの報道ではドジャースが若きスター獲得の最有力候補と言われている。しかし、彼は国際フリーエージェント指定で入札額が制限されるため、オリオールズにもチャンスがある。選手育成が日本の伝説の投手の興味をそそるのなら、MLBで伝説の地位に上り詰めたいと願う若手選手にとっても間違いなく魅力がある」と指摘し「佐々木が初めてのMLBチームの顔の一つになりたいと思っているというウワサも流れている。それはドジャース、ヤンキース、さらにはメッツのようなビッグマーケットの球団ではない」とまで断言。オリオールズが菅野に続き、〝2匹目のどじょう〟を釣り上げる可能性は十分あるとした。