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共産党・田村智子委員長 自民党裏金議員の政倫審弁明に言及「なぜ自ら調べなかったのか」

東スポWEB 2024年12月19日 19時29分

日本共産党の田村智子委員長は19日に開いた会見で、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で政治倫理審査会に出席した同党議員たちの弁明に言及した。

衆議院の政治倫理審査会は17日から3日間、政治資金問題に関わった自民党議員15人に対する審議が公開で行われた。

この日は同党衆院議員4人が出席。98万円の不記載があった清和政策研究会(旧安倍派)の福田達夫代表代行は、昨年秋以降に問題が報じられるまで、ノルマを上回ってパーティー券を販売した場合に超過分がキックバックされる仕組みそのものを「知らなかった」と説明した。

田村氏は「何人もの方(自民党議員)が弁明を行っています。共通しているのは『私は指示をされたんだ』、不記載については、裏金にすることについて『自分はこれが問題だと何度も派閥に意見を言った』と言われた議員もいました。『知らなかった』と言った議員もいた」と指摘した。

政倫審2日目に出席した安倍派幹部だった萩生田光一氏は、裏金について20年以上前の森喜朗元首相が同派会長だった時代から存在していたと明かした。

「萩生田氏に至っては、多額の不記載、別口座、これらを何ら問題ではなかったという無責任な弁明まであった」とした上で、裏金議員が政倫審で行った弁明について言及した。

「裏金の問題というのは1年前から国会で議論になっています。『(旧安倍派幹部らに)指示された』『知らなかった』という人も含め一体、誰が不記載にすることを決めたのか。何のために不記載にするに至ったか、なぜこれを(裏金議員たちは)自ら調べなかったのか。『これはおかしい』と思った議員の方も、なぜ不記載にして誰の判断でしたのか、自分で調べなかったのか。こうした弁明自体があまりにも無責任です」と田村氏は主張した。

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