作家の岩井志麻子氏(60)が19日、曜日コメンテーターを務める「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演。女優の有村架純が実家で保管していた出演作の台本がオークションサイトに流出した話題に絡め、自身の〝流出被害〟を明かした。
岩井氏の友人で造形アーティスト・ろくでなし子(52)が10年前、女性器の3Dデータ作品を援助者たちに配布したなどとして逮捕された。当然、「その時にガサ~っと警察が証拠物件として作品を押収していったんですって」(岩井氏)。その中には、岩井氏が協力した作品「志麻子モデル」も含まれていたという。
裁判は最高裁まで2年間争われ、最終的に3Dデータ配布は有罪となり罰金40万円。別件の、石こうでかたどった女性器アートの陳列は無罪となった。警察は、証拠物件を「全部返した」と主張したそうだが…。
岩井氏は「ろくでなし子ちゃんによると『3点足りない』って言うんですよ。『全部自分は(作品を)リストアップしてるから間違いない』と。足りないやつがなんとね『全部、志麻子モデルだ』って言うんですよ」と告白。その行方については次のように推察する。
「ネットオークションとかそういう系のところには絶対出ないって確信してる。なぜなら、絶対マニアックなモノ好きな警察関係者が隠してると思うのよ」
岩井氏は最後に「多分ね、100年後ぐらいに(英ロンドンの)大英博物館で見つかる。あるいはフィリピンのジャングルでね、山下(奉文)大将が(終戦時に)隠した(とされる)金塊と一緒に…。もうロマンだよロマン。『ロマン』から『ロ』を引いてくれ」と下ネタで締めた。当時、女性器アートはわいせつかと大論争になった事件に、こんな裏話があったとは――。