フィギュアスケートの全日本選手権(20日開幕、大阪・東和薬品ラクタブドーム)に出場する上薗恋奈(LYSインカラミ)は、独特な雰囲気にも動じていない。
数々のドラマが生まれた全日本選手権は、初出場の前回大会でいきなり4位入賞。19日に同会場で行われた公式練習後には「やっぱり会場の雰囲気がちょっと違う。緊張は少し出てきたけど、今年も楽しくできるように頑張りたい。やっぱり緊張できることはなかなかないので、それを楽しんでいきたい」と口にした。
先月の全日本ジュニア選手権では5位に終わるなど、今季はジャンプの不調もあって悔しい試合が続いている。それだけに「去年はすごくいい形で終われた。今年は自分らしさを全日本の舞台で出せたら。今年はあまり調子が良くなかった試合が多かったので、全日本では今年やってきた練習とかを全て出せるように頑張りたい」とリベンジを誓った。
12月上旬に開催されたジュニアグランプリファイナルの女子は、1位・島田麻央(木下グループ)、2位・和田薫子(グランプリ東海クラブ)、3位・中井亜美(TOKIOインカラミ)と日本勢が表彰台を独占した。同年代の選手が活躍する姿に「すごいなと思った。強くなれるようにまた練習してこの舞台で頑張りたい」と刺激を受けた上薗。日本一決定戦で再び存在感を示すことはできるか。