新春怪獣大戦争だ。女子プロレス「マリーゴールド」で大暴れしている〝大怪獣〟ボジラ(21)のパートナーが来日する。
13日の新宿大会では極悪集団「ダークウルフ軍」の野崎渚&CHIAKIがツインスター王座を獲得。ボジラはダーク軍のセコンドに就いていたが、試合中に野崎が投げたイスが誤爆したことで仲間割れし、大怪獣が同王座への挑戦を表明した。
19日に都内で開かれた会見では「タンク」という謎の外国人選手がボジラのパートナーを務め、来年1月3日東京・大田区総合体育館大会での王座挑戦が発表された。ロッシー小川代表に届いた情報だと、タンクは身長180センチ、体重96キロで、181センチ、90キロのボジラとほぼ同じ体格の持ち主。自身を「アイアン・レディ」と呼んでいるとか。
生年月日は不明だが、オランダ・ブレダ出身で6歳から29歳までハンドボールを続け、その後ボディビルに転向。強じんな肉体を手に入れた。2022年にプロレスリング・オランダ(PWH)でトレーニングを開始し、翌年初頭にデビュー。得意技はスピアー、デッドリフトパワーボム、フォールアウェースラム、サイドウォークスラムで、同団体の女子王座を戴冠したこともあるという。
会見ではパートナーとなるボジラから「いつでもどこでもミーがリーダー。ミーのような人間は他には出てこない。ミー1人で十分だ。パートナーなんていらない!」と拒絶された。
だが、小川代表は「世界の女子プロレスを制覇するために来日するみたいですよ。体の大きさはボジラと同じくらいで大恐竜って感じらしい…。ボジラはあんまり乗り気じゃないみたいだけど、一緒に組んだらプロレスらしいタッグになると思う」と期待を寄せ、「新春怪獣大戦争になりますね。フフフッ」と静かに去って行った。