ソフトバンクの栗原陵矢内野手(28)が20日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、8700万円アップの年俸1億5000万円でサインした。今季140試合に出場して打率2割7分3厘、20本塁打、87打点の好成績をマークして、ベストナインとゴールデングラブ賞を獲得。76年ぶりに球団記録に並ぶ40二塁打を放つなど、中軸として存在感を放った。チームの精神的支柱・柳田が長期負傷離脱する中、3番打者として相手に脅威を与え、4番・山川、5番・近藤と強力なクリーンアップを形成した。
交渉後の会見では「しっかり上げていただきました」と大幅昇給を報告し、来季に向けて「もう一回キャンプからアピールして、レギュラーを取りにいきたい」と気を引き締めた。来春キャンプでは、さらなる三塁守備の強化に余念がない。「(今年は日本一を逃し)負けで終わったシーズンだったので、勝ち切りたい。完全に勝ちたい」。チームとしても、個人としてもさらなる高みを目指して突き進む。(金額は推定)