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野口健氏 静岡、山梨両県で富士山通行料4000円調整に「利権にがんじがらめになっていた山が動いた」

東スポWEB 2024年12月20日 20時52分

登山家の野口健氏(51)が19日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。富士山の通行料について言及した。

富士山の通行料をめぐっては19日、山梨県の長崎幸太郎知事が来年夏の通行料を一人4000円として調整していることを明かしていた。山梨県は今年7月から一人2000円の通行料の徴収を開始したが、引き上げる方針だ。静岡県も13日に来夏シーズンの通行料を4000円とする方針を示しており、価格が統一される見込みだ。

かねてから通行料の設定を求めてきた野口氏は「これまでは『やれない理由』ばかり挙げていましたが山梨県はリーダーが代わり一気に『やる』と舵を切った。それに合わせるかのようについに静岡県側も動いた」と指摘。「利権にがんじがらめになっていた山が動いた」とつづった。

さらに「富士山の入山料金の義務化は長年、地元ではタブー中のタブー。20年前から富士山の入山料金制度について訴えてきましたが、クレームの連絡ばかり」と振り返り。「しかし、時代は明らかに変わりました。当たり前のことが当たり前にできる」と感慨深そうに語った。

今後は、段階的な料金のつり上げと日本人と外国人との入山料金の仕分けが行われることが理想だ。「山梨県知事の長崎幸太郎氏が投じた一球が意味あるものにするためにも社会全体が関心をもち、後押しする。これが大事」と訴えた。

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