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国民・玉木雄一郎氏「ここからが勝負」と闘志満々 178万円を目指して自公国協議は〝延長戦〟へ

東スポWEB 2024年12月20日 22時7分

役職停止中の国民民主党・玉木雄一郎代表は20日、東京・新橋駅SL広場前で行った街頭演説会で、いわゆる「103万円の壁」引き上げについて言及した。

同党は国会会期末に都内で演説会を開くことが通例だが、臨時国会が24日まで3日間延長することがこの日に行われた衆参本会議で決まったため、演説会を前倒しで行った。

真冬の寒さにも関わらず、広場には数百人を越す人たちが集まり、玉木氏らを大きな拍手で迎えると、所属議員らの演説に耳を傾けた。

しかし、聴衆たちの一番の関心は、玉木氏が自民党の森山裕氏、公明党の西田実仁氏、そして同党の榛葉賀津也氏による3党幹事長会談で、所得税が生じる「103万円の壁」引き上げをめぐる自公国の協議が来年も継続する方針となり、玉木氏がどんな受け止めの発言をするかだった。

マイクを握って演台に上がった玉木氏は、自公両党が2025年度の税制改正大綱で、いわゆる103万円の壁をめぐって123万円と明記したことに言及した。

「自公の案だと、給与所得控除を10万円上げましたが、収入が190万円の方についてはサラリーマン、サラリーウーマンの方でも減税額がゼロです。だからほとんど人にとっては、今回の自民党の123万円という引き上げは、基礎控除10万円のアップだけなんです。例えば年収200万円の方だと所得税5%ですから5000円の減税ですよ。たった5000円。年収500万円の方で地方税を合わせて1~2万円です」と自公案の現状を説明した。

続けて「私たちの178万円だと、年収500万円の方で、年間13万円の減税額になります。ぜんぜん違うでしょ。だからもっと頑張らなきゃいけない」と国民案との〝違い〟をアピールした。

最後に玉木氏は「今日(20日)、榛葉幹事長が自公幹事長、3党幹事長の会合を行って『これじゃダメだ、もう1回やろう』ということで協議を再開し継続する。いわばここで終わりじゃなくて〝延長戦〟に入ることを決めました。ここからが勝負なので、なんとか応援していただきたい。私たちは自民や公明、財務省と戦っているわけじゃない。皆さんの手取りを増やす戦いを行っています。どうか一緒に戦ってください」と熱く呼びかけると、聴衆から大きな拍手を受けた。

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