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竹中平蔵氏 日本企業はオンリーワンよりNO.1目指すべき「ポテンシャルは十分」

東スポWEB 2024年12月20日 23時22分

経済学者の竹中平蔵氏が20日配信のABEMAトーク番組「For JAPAN」にコメンテーターとして出演した。

同番組では各界の経営者をパネリストとして招き、日本の課題を議論する。MCはフリーアナウンサーの古舘伊知郎、アシスタントは元フジテレビでフリーアナの平井理央。

番組では今月のテーマを「日本の大人」に設定。この日は、SMAPの名曲「世界に一つだけの花」(2003年)の歌詞「NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one」の是非が取り上げられ、パネリストの経営者からオンリーワンではなくやはり、ナンバーワンを目指すべきではという意見が上がった。オンリーワンという言葉を言い訳にして努力しなくてもいいと誤解させてしまうという見解。つまり、努力の必要性だ。

竹中氏は「オンリーワンはすごく難しい」と切り出し、「ナンバーワン(になるに)は何をやったらいいかある程度分かるけど、オンリーワン(になるに)は何をやっていいか分からないから難しい。オンリーワンじゃなくてワンオブゼムになってしまう」と解説する。

その上で、米大手IT企業4社Google、Apple、Facebook(現Meta)、Amazonのいわゆる「GAFA」について「全部1990年代以降の新しい企業で、最初にやってオンリーワンをつくってプラットホームをつくったからもう追随者(企業)はいない」と指摘。「GAFAに対抗するようなものはつくれない。ヨーロッパも日本も。アメリカにしかない」としつつ、「その(GAFAがつくった)デジタルなものを使って、アプリのようなものを日本がどれだけ提供できるか」と日本はアプリで活路を見出すべきと説く。「日本が一つずつ努力していけば、ポテンシャルは十分あると思う」と結んだ。

竹中氏の力説に古舘もうなずいて聞き入った。

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