国際スケート連盟(ISU)は20日、国際大会から除外されていたロシアとベラルーシの選手について、個人の中立選手として2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の予選に参加することを認めると発表した。これで、9月に中国で実施される予選大会に、男女で各1人、ペアとアイスダンスで各1組が出場枠獲得に挑むことができる。
このアナウンスについて、ロシアフィギュア界から喜びの声が上がった。ロシアの名伯楽、タチアナ・タラソワ氏は「国全体にとって喜ばしい出来事です。中立の立場? 私たちは認められたのだから行かなくては!」と歓迎。
2015年世界選手権女子銅メダルで日本でも人気が高かったエレーナ・ラジオノワ氏は「ロシアのフィギュアスケートは、ほぼすべての種目で1位を獲得できるレベルにある。トップ3には間違いなく入るだろう。私たちのフィギュアスケートは非常に高いレベルにあり、次のオリンピックまでにはさらに高くなると確信しています」と飛躍に太鼓判を押した。
激しい競争が繰り広げられそうだ。