女子プロレス「マリーゴールド」のユナイテッド・ナショナル(UN)王者・青野未来(34)が、王座防衛への並々ならぬ思いを明かした。
V4戦(来年1月3日の大田区総合体育館)で桜井麻衣(34)を迎え撃つ。19日の調印式ではハイヒールで頭を踏みつけられ「どん底に突き落としてやる」と宣戦布告された。王者は「桜井ふてぶてしくなりましたよね。私を腹立たせる天才かも。桜井は一番負けたくない相手なので、絶対に勝ちます」と誓った。
青野は2020年2月11日、アクトレスガールズ新木場大会で行われた桜井のデビュー戦の相手を務めた。当時はプライベートでも仲が良かったが、桜井は翌年7月に退団し、スターダムに移籍。桜井の活躍を遠くから見ていたという青野は「まだまだだなって思ってた桜井が貴婦人でブレークしてから富士そばとコラボしたりしていて、めちゃくちゃ悔しかった。富士そばに行くのをやめた時期もありました」と振り返る。「でも、今のマリーゴールドのエースは私なので、王者として桜井に勝って私はさらに輝きます」と胸を張った。
さらに最近王座を防衛したい要因が増えた。それは来年5月に引退することを表明した高橋奈七永の存在だという。今秋のシングルリーグ戦「ドリーム・スターGP」の公式戦で初対戦したが、15分時間切れドローで決着はつかず悔しい思いをした。
「奈七永さんと対戦して、堀田祐美子さんを思い出すような技の重さに『うわあ』って思ったのと、同時に奈七永さんを超えたいと思ったんです。引退までに15分の続きをやりたい。このベルトをかけてシングル? それもいいですね」
青野が新年1発目のビッグマッチへ闘志を燃やしている。