国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)が21日、読売テレビ「ウェークアップ」に出演し、コメンテーターの橋本五郎氏に諫められる場面があった。
玉木氏はリモート出演した自民党政調会長代理の片山さつき氏と年収の壁について議論した。国民民主は103万円から178万円への引き上げを求めている。与党側は引き上げは合意したが、123万円への引き上げを提案。それに対して国民民主党は「話にならない」と突き返した。
進行役の中谷しのぶアナに「178万円には最後までこだわる?」と確認されると「目指して頑張ります」と断言。すると橋本氏が「それに対しては私は懐疑的というよりも批判的なんです」と切り込んだ。「世論調査を見ても、壁は取り払うべきだ。しかし178万まで上げるべきかということに対しては45%ぐらいがむしろ少なくすべきだと。自分たちが上げた拳だから振り下ろせないという態度ではなくて。合理的な一番いい解どうなのかという観点から、謙虚にやらないと」と諫められると玉木氏は笑みを浮かべ「謙虚にやってます」と頭を下げた。
そのうえで「大義と理屈が必要なんです。最低賃金とは、労働者の生活費を勘案して決めることになっているのでインフレも踏まえた概念になっている。我々には我々の理屈があるということを、きっちり言っていきたい」と178万円にこだわる姿勢は譲らなかった。